臼杵焼 六弁リム皿

手作りの風合いを備えた白磁のうつわをお土産に。臼杵で復刻された“幻の焼き物”。
 
江戸時代後期の臼杵藩主の御用窯として生まれ、わずか数年間だけ生産されていた“幻の焼き物”が臼杵焼です。陶芸家の宇佐美裕之さんが復刻した臼杵焼は、シンプルでありながらハッと目を引く可憐な花のモチーフが特徴です。和洋いずれの食卓にもフィットするデザインで、インテリアやアクセサリーボックス等色々な用途にお使い頂けます。手作りのため磁器でありながら一つ一つ表情が異なる臼杵焼のうつわは、大切な方へのギフトやお土産に最適です。

商品情報

●サイズ:φ220×30mm


ご注意ください

●手作りのため大きさや色合い等に個体差がありますので、予めご了承頂けますようお願い致します。
価格 ¥7,150(税込)

Our Stroty ものづくりの裏側をたずねて

今から220年前、江戸時代後期の臼杵藩で、10数年だけ生産されていた“幻の焼き物”。当時、「末広焼」と呼ばれていたそれを復活させたのが臼杵焼だ。手がけるのは大阪で陶芸を学んだ宇佐美裕之さん。 「19年前、観光の仕事を継ぐために地元に戻ってきました。臼杵をPRするために何か面白いものがないかと探していたときに思いついたのが末広焼。わずか16年で廃窯になったこともあり資料なども充実していないのですが、このあたりの旧家に行けば末広焼が出てきました。末広焼を臼杵焼として復活させることができれば、自分の焼き物のスキルも活かせるうえ、臼杵の食文化と合わせてアピールできると思い立って」



臼杵の歴史資料館に収蔵されている資料を紐解くと、末広焼の特徴が見えてきた。肥前の島原、筑前の小石原、延岡の小峰から職人を招いて陶磁器を焼いていたようだが、中でも島原の陶工により伝えられたという白磁の、花びらの形を象った輪花というシリーズが目を引いた。
「うつわは料理を盛ってこそ完成する、いわば“料理の額縁”。白磁ならどんな料理にも合わせやすいし、花びらのフォルムは現代のライフスタイルにもフィットする。その上、料理の盛り付けも決まりやすいんですよ。臼杵には有機栽培に取り組む若い農家や生産者が多く、面白い野菜や食材をたくさん作ってくれているので、そうした食材を臼杵らしく提案できると思います」



陶器の経験は長いものの磁器に関しては素人だった宇佐美さん、当初は陶器の土に比べて粘らない、伸びあがらない磁器の土に苦戦したとか。試行錯誤してようやく、ろくろと型打ちを併用する現在のスタイルに落ち着いた。
「縁に特徴のあるデザインのうつわは、昔から型打ちで作られていました。これはろくろで大まかな形状を成形した後、一つ一つ石膏の型に押しいくという技法で、手間もかかるし数もたくさん作れない」



成形技術が進歩した現代では、有田焼や波佐見焼に採用されている、大量生産が可能な技法(圧力鋳込み成形)が主流だが、型打ち成形のうつわには微妙な風合い、味わいが醸されるという。
「僕はやっぱり、どこかに人の手のぬくもりが残っているうつわが好きなんです」



現在はOita Made赤レンガ本店など数軒に卸すほか、海外の展示会やデザインイベントに積極的に出展中。臼杵焼は国内の他の産地に比べると後発ということもあり、海外市場を見据えて作陶していきたいそうだ。
「ミラノデザインウィークに出展するためにランプシェードを作っているのですが、これが楽しいんですよ。いまはうつわが中心ですが、今後はより長く使ってもらえる家具やオブジェも作っていきたいですね。それを建築家にも使ってもらえるようになったら……夢が広がります」