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【大分旅絵】第1回:大分市『大分銀行赤レンガ館』始まりました

今年から始まった、大分県18市町村の風景を描いていく企画『大分旅絵』

記念すべき初回は、展示場所にもなっている『大分銀行赤レンガ館』。

建物の前には、トキハ本店へ向かうお母さん、オフィス街をゆくサラリーマン、五番街に映画を観に行く女性など、建物にまつわる人の様子もユニークに描かれています。

建物と人、歴史と生活、よつめ染布舎さんが切り取った”大分の風景”をぜひご覧ください。

 

 

小野さんの文章

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描いてみたい!

この赤レンガ館を一目見たとき、そう思った。

 

この建物が立つ府内町は大分県の中心地であり、県内外から沢山の人々が交流する場所である。最近は新しい商業施設も次々と作られ、 街の風景は刻一刻と生まれ変わるようだ。

 

その変化の中で変わらない風景もある。

老舗の酒場。

アーケード街の八百屋。

つい寄ってしまう書店。

友人宅でくつろいでいるような喫茶店。

次々と変化していく潮流の中で、変わることなく佇むその一角はなぜ残り続けることができるのだろうか。

 

それは街を行き交う人々それぞれの心奥深くに、その一角の記憶が刻まれているからだと僕は思う。

変わらない風景ではなく変わって欲しくない風景として刻まれるのである。

 

描いてみたい!

その瞬間、この赤レンガ館は僕の心奥深くに刻まれた。 

 

2019年8月

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大分にお越しの際はぜひご覧ください。