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素朴でありながらモダン 小鹿田焼(おんたやき)の店頭販売をはじめました。

小鹿田焼(おんたやき)の陶工・坂本 創さんの器をOita Made Shop赤レンガ本店にて販売開始しました。

大分県日田市小鹿田は「民芸の聖地」とされ小鹿田焼の工芸技術・陶芸は「重要無形文化財」に指定されています。江戸時代から現代まで約300年間、山あいの9軒の窯元が長きにわたり家族で窯を守っています。

 

 

鹿田焼の歴史は、文禄・慶長の役後、九州に渡来した朝鮮半島出身の陶工による陶技が、福岡県小石原を経て大分県小鹿田皿山に導入され定着した事が始まりと考えられ、開窯は1705年と伝えられています。1931年に民芸運動の指導者柳宗悦の来山により、その伝統的技法と質素・雄勁な作調が賞揚され、1970年国の「重要無形文化財」に指定されました。

 

 

 

 

坂本 創さんは1990年日田市小鹿田出身。幼少の頃から土に触れ合い、佐賀県有田工業高等学校卒業後、クラフト館・岩井窯の山本教行さんに師事。2010年に父の工(たくみ)さんの窯元に入り、現在、小鹿田焼の坂本工窯に陶工として従事しています。

 

創さんは、レクサスブランドが小山薫堂氏他をディレクターとして次代を担う若手の匠を発掘・サポートする「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」で2018年に大分県から1名選出されました。

「小鹿田焼でありながら、ひと目で私の作品と判る作品作りをこころがけています」という創さんの作品は小鹿田焼の伝統をベースにしながらも、見るものに迫ってくる力強さを内に秘めており、日本の民芸焼の将来を担う人材です。

 

ぜひ店頭にて、お手にお取りください。

 

【大分旅絵】第4回:津久見市『追憶の工場群』が始まりました

昨年の夏からスタートした、大分県内の18市町村の風景を描いていく企画『大分旅絵』の第4回目が始まりました

 

・1回目:大分市『大分銀行赤レンガ館』

・2回目:玖珠町『伐株山』

・3回目:佐伯市『雨の進水式』

 

今回は、津久見市にある『セメント工場』がテーマ。

日本一の生産量を誇る、津久見市のセメント産業は、この街の基幹産業です。この土地ならではの工場の風景は、一方で、小野さんの故郷の原風景とも重なったそうです。自分の記憶と共に風景をみることも、また旅の醍醐味ですね。みなさんもぜひ訪ねてみてください。

 

〈小野さんの旅絵 紀行文〉
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前回の佐伯に訪れた際、佐伯入りする時に高速道路の津久見インターチェンジで降りた。料金所に差し掛かるあたりから、これぞ津久見と言った感じの津久見らしい風景が飛び込んでくるのである。津久見といえば日本一の生産量を誇る石灰鉱山ではないだろうか。

高速道路本線から料金所前ののぐるぐると周る高架を降りる辺りは、大スケールで削り取られた山々や砕石工場に囲まれまるで自分たちが砕石のようにベルトコンベアーで運ばれているようだ。
高速道路を降りてしばらくすると開けた土地に出た。遠くに高い煙突やら、長く突き出たパイプやら見えてくる。そして視界いっぱいに大きな工場群が出現し行く手を阻むように横たわる。先程の石灰鉱山も大迫力だったが、こちらの工場群にも圧倒された。

 

20代、広島に住んでいた頃、瀬戸内の海っぺりにひたすら続く工場群をよく見に行っていた。夜になると煙突や工場に灯る無数の明かりがとても綺麗で写真を撮って楽しんでいた。
いわゆる工場萌えというやつだろうか。あの頃は何もかもうまくいかない時期で憂さ晴らしに工場を撮っていたが、そんないつぞやの趣味が作品になり仕事となっていることに嬉しく思う。
悶々としながらシャッターを切っていたあの頃の自分に、人生何とかなるもんだと声を掛けたい。

2020年2月